などが原因で,O様の場合の窓枠の黒ずみはカビと考えられます。 O様のように目にみえる場合はまだ良いのですが,壁体内で結露 が起こると柱・構造材の腐逐など,深刻な問題になりかねません。 H様の場合は冬場給水管内の水が冷たく冷え,そこに結露が生じたものと 判明しました。 S様のお悩みもよく聞かれる問題ですが,押入はどうしても外部に面しやすく, 暖房もないため,湿気のたまり場になりやすい所です。 S様のトイレのお悩みも,便器に結露が生じたものと考えられます。 この場合,早めに対処しないと床板が腐ってしまうことにもなりかねません。 ・室内の湿度を下げるため,計画換気などの換気措置を施す。 又は,数時間に一回,窓を開け,換気をする。 ・壁に断熱材が入っていない場合は,充填する。 ・開口部が1重サッシの場合,2重サッシにする。 ・開放型暖房機器の場合,暖房中絶えず室内に湿気を出すので,強制給排気型にする。 ・暖房室と非暖房室との間の建具を開けておき温度差を少なくする。(押入等) ・給水管を断熱材等で被覆する。 ・防露便器に取り替える。 などの措置が有効です。 室内の余分な湿気が部屋の一番冷たいところ に呼び寄せられる現象が結露です。 余分な湿気を出さないことが肝心です。 |